ICD植え込みの22.5%はガイドライン外施行

ICD植え込みの22.5%がエビデンスに基づかないものであるという報告

Non–Evidence-Based ICD Implantations in the United States
JAMA. 2011;305(1):43-49. doi: 10.1001/jama.2010.1915


ガイドライン遵守だと入院期間 1日になのに、ガイドライン外だと三日間という入院期間至上主義の判断


医師たちの意見(http://www.latimes.com/news/science/la-he-heart-device-20110105,0,7492938.story
「ガイドラインそのものは、本来医師の判断使用を許容しているものである。経験の基づき適切であると判断した場合行っているのであり、ガイドライン通りに行えば医師など必要ない、しかし、最良であることを理解する必要はある」(Dr. Shephal Doshi, director of cardiac electrophysiology and pacing at Saint John's Health Center in Santa Monica)

「患者のことを深く考えるが故に、 self-imposed pressure(自らに課したプレッシャー)が医師にかかり、ガイドライン外のことを行うこともある。」
「金儲けのため医者がやってるだと主張する人も出るだろう、しかし、患者から将来の死を防ぎたいというのが私がみてきた医者の大部分である」
(Dr. Robert Ruelaz, an electrophysiologist at Hollywood Presbyterian Medical Center in Los Angeles)


日本の新聞・テレビメディアなら、こういう医師たちの意見は記載しないだろうなぁ・・・

by internalmedicine | 2011-01-05 10:33 | 動脈硬化/循環器  

<< 小児扁桃腺摘出術臨床ガイドライン 高齢者歩行速度は予後推定因子である >>