糖化ヘモグロビンで糖尿病、心血管疾患リスク予測できるか?
2011年 01月 08日
特定健診での基準JDS 5.1%だと、このコホート適応時7年後3割の糖尿病発症となる。
結構、良い感じのカットオフ値のようだが、あくまで、日本での標準的コホート群で検討してほしいものだ
Identifying Adults at High Risk for Diabetes and Cardiovascular Disease Using Hemoglobin A1c:
National Health and Nutrition Examination Survey 2005–2006
American Journal of Preventive Medicine Volume 40, Issue 1 , Pages 11-17, January 2011
糖尿病前症(2003年ADAでの定義)患者で、7.5年後の2型糖尿病確率は33.5%、10年後CVDの確率は10.7%
A1c単独を指標とした場合、5.5%-6.5%未満では糖尿病リスク32.4% [SE=1.2%]、CVD 11.4% [SE=0.6%]
より高いカットオフ値として5.7%以上とすると、糖尿病 41.3% (SE=1.5%)、心血管リスク13.3% (SE=0.8%)
以下のHbA1値は国際基準値だから、NGSP 5.5%なら、JDS 5.1%、同様に 6.5%→6.1%、5.7%→5.3%
by internalmedicine | 2011-01-08 11:38 | 糖尿病・肥満