英国MMRワクチ自閉症虚偽Lancet論文は金銭目的とBMJ誌

過度な”薬害騒動”は金になるのだ! 不安をあおり立て陰謀論を民衆に刷り込み、出版利益や講演会などの利益をもたらす。さらにその上に、背後で何をやってるか・・・そういう裏側がすけてくる報告。


Andrew Wakefield著作の1998年のThe Lancetの論文は、MMRワクチン直後の胃腸障害AE [autistic enterocolitis]と行動異常発症の12名の子供のワクチンと自閉症の関連性を取り上げた論文で、現時点で撤回されている。このため、欧米カナダなどで、麻疹ワクチン接種80%未満となる事態となった(日本の悲惨な状況に比べれば遙かにましだが・・・)。

これに絡み、論文出版前に極秘ビジネスを企んでたという話。

ジャーナリストであるBrian Deerの追求により、随分明らかになってきたようだ。

弁護人はJABSと呼ばれる反ワクチン組織からの派遣され、The Lancetの報告は最終的には、UK Legal Aid Boardからまかなわれていて、論文出版後、 Royal Free Medical School側から彼の研究のための製品開発の会社を設立することに関してコンサルトされていた。この会社は、 U.K. Legal Aid Boardから資金を受けていた。Royal Free HospitalとUniversity College London (UCL)は1998年合併

BMJの摘発記事の2つめによると、Wakefieldは、ワクチン製造会社から資金集めをするため、研究を始めてすぐに弁護士をおき、代替のワクチンするように、そして、診断キットや他の医療製品の製造を計画した。

大金獲得のための詐欺・・・というBMJ誌


Secrets of the MMR scare
How the case against the MMR vaccine was fixed
BMJ 2011; 342:c5347 doi: 10.1136/bmj.c5347 (Published 5 January 2011



関連: 英医学誌、MMRワクチンめぐり論文取り消し 2010-02-05



この問題点は、未だに支持者がいることらしい。

こういう詐欺師がいる国の方がワクチン接種率が高いって、日本のワクチン行政って・・・

それと、こういうアホなメディアがいること
 ↓
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by internalmedicine | 2011-01-12 15:11 | 感染症  

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