脂肪幹細胞は肺気腫肺障害を緩和する

肺気腫において、脂肪幹細胞が血管内皮細胞アポトーシスと関連する慢性肺障害を緩和する

Adipose Stem Cell Treatment in Mice Attenuates Lung and Systemic Injury Induced by Cigarette Smoking
Am. J. Respir. Crit. Care Med. 2011; 183: 215-225


たばこによる慢性障害下・血管内皮増殖因子受容体抑制ネズミに移植したヒト・マウス脂肪幹細胞は21日目までに検出。脂肪幹細胞注入は、たばこによる炎症細胞浸潤減少を生じ、両肺気腫モデルの肺の細胞死減少や気腔拡大を顕著に減少させた。
顕著なのは、脂肪幹細胞治療の結果、骨髄造血前駆細胞機能への喫煙の抑制作用を防御し、さらに、肺の防御を超えて、体重減少を改善した。



一見、喘息と肥満の関係に矛盾するような気もするが、脂肪前駆細胞多分化能がある。治療的に使用可能なのだろうか?

ヒト吸引脂肪由来幹細胞の特徴 2010-12-27

by internalmedicine | 2011-01-18 11:45 | 呼吸器系  

<< 朝食をたくさん食べることはエネ... インタラクティブなストーリー性... >>