Concise Clinical Review Management of Community-acquired Pneumonia in Adults

Concise Clinical Review
Management of Community-acquired Pneumonia in Adults
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 183. pp. 157-164, (2011)


40年間、市中肺炎治療にあまり進展がなかった。
死亡や副事象については、複雑な病原体とホストの関連によるもので、特に合併症や基礎疾患、従来の病原体、ホスト防御、抗生剤という"triangular concept”と異なる追加軸が重要となってきた。
副事象アウトカムリスクに関する様々な臨床指標が開発されている。
どのクライテリアもICUや死亡率減少効果を示すクライテリアは存在しない中、プロカルシトニンのようなバイオマーカーに関心が集まり、定量的細菌ゲノム量評価などが検討されている。
抗生剤至適使用マネージメントは、マクロライド使用を加え、ベネフィットメカニズムは不明のまま。


薬剤開発が停滞する一方では、耐性菌増加など社会的不安まで広がっている。
この40年間進展した部分は少なく、ガイドラインだけは多く発行されてきているという矛盾。

by internalmedicine | 2011-01-21 09:20 | 呼吸器系  

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