MRIとCTの急性頭蓋内出血同定の比較

日本の医師の勉強会というのは薬屋さんスポンサーが多いので必然的に診断学より治療学、特に薬剤治療の方にウェイトが置かれてしまいます。故に、本来学術団体であるはずの医師会が旗をふるべきだし、金もつぎ込むべき!


急性脳内出血の時に、時間のかかり、バイタル観察ままならないMRI優先ってのもどうかぁ?という気がしますが、一応、MRIも正確。
#専門医に言わせると、質的診断はMRIがはるかにすぐれているという・・

慢性の出血はMRIの方が無難ということでしょうか?

#あほ新聞社がMRIをしなければならぬと間違えた解釈しないことを願っとります。

MRIとCTの急性頭蓋内出血同定の比較
Comparison of MRI and CT for Detection of Acute Intracerebral Hemorrhage
http://jama.ama-assn.org/cgi/content/full/292/15/1823
JAMA Vol. 292 No. 15, October 20, 2004
2000の患者にて早期にストップした解析、なぜならMRIだけでCTでは検知できない出血性の変化を検知したためという暫定的解析があったため。
MRIは71例、CTでは29例異常検知(P<0.001)
急性出血後の診断としては、MRI、CTは同等(96%一致率)
急性出血はMRI、CTともに25例診断。
他4名で急性出血がMRIで認められたがCTでは虚血梗塞後の出血性変化と解釈されていた。
3例では、CTの急性出血として判断された領域は慢性の出血とMRIでは判断。
1例では、くも膜下出血はCTで診断されたが、MRIでは診断できず。
49例では、慢性出血、多くは微少出血であるが、MRIでは描出されたがCTでは描出されなかった。
【結論】急性の巣症状を有する患者においてMRIはCTと同程度急性出血で正確で、慢性の頭蓋内出血の道程においてはCTより正確。

by internalmedicine | 2004-10-20 11:02 | 医療一般  

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