自転車も含めて交通手段を利用が心筋梗塞発症1時間内のリスクとなる
2004年 10月 21日
“心筋梗塞は心血管疾患の主な原因の一つ。心筋梗塞は突然であり、ライフスタイルと関連した引き金となる要因が同定されている。極端な運動、怒り、コカイン・マリファナ使用なども。最近大気中の粒子物質などの環境要因がこの引き金の一つとして考えられてきた。で、非致死的心筋梗塞と交通暴露との相関を評価したもの”
Exposure to Traffic and the Onset of Myocardial Infarction
http://content.nejm.org/cgi/content/short/351/17/1721
NEJM Volume 351:1721-1730 October 21, 2004
交通暴露と1時間以内の心筋梗塞発症は相関がある(OR 2.92; 95%CI 2.22 - 3.83; P<0.001).
車の中、公共交通機関や、モーターサイクル、自転車に費やす時間は心筋梗塞のリスクを増加させる。
自転車での運動のレベルや起床を補正すると、若干影響を受ける(OR 2.73:95%CI 2.06-3.61)
車の使用はもっとも多いtrafficの暴露源:にもかかわらず、公共交通機関での移動に費やすい時間と1時間以内の心筋梗塞発症も相関がある。
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大気中粒子状物質(http://intmed.exblog.jp/1001950/に記事あり)の影響を示唆しているようです。
自転車もリスクであったというのはちょっとショックでした。
身体運動としての価値があるとおもったのに・・・都市部での自転車のりはご注意ください。
by internalmedicine | 2004-10-21 11:13 | 動脈硬化/循環器