院内感染予防に半袖白衣義務化は無意味
2011年 02月 13日
イギリス・スコットランドでは政府が、院内細菌感染予防のためのガイドラインとして、医師白衣と長そで着着用をやめるようガイドラインを設定した。ところが、8時間勤務後半袖のユニフォームで、MRSAおよび他の細菌のコンタミネーションに関して、従来の白衣と比較したところ、差がなかった。どちらも3時間着用で、8時間で50%ほどでコンタミネーション認められた。
Newly cleaned physician uniforms and infrequently washed white coats have similar rates of bacterial contamination after an 8-hour workday: A randomized controlled trial
Journal of Hospital Medicine Article first published online: 10 FEB 2011 DOI: 10.1002/jhm.864
イギリス政府のゴリ押しに、実証的に無意味さを証明した報告。
日本でも、官僚が無意味なものを強要が頻繁に見られるが、実証的に反論すべきなのかもしれない。
by internalmedicine | 2011-02-13 13:31 | 感染症