2010 Dietary Guidelines for Americans:Total Dietという標語
2011年 02月 14日
U.S. Department of Agriculture and U.S. Department of Health and Human Services. Dietary Guidelines for Americans. 7th ed. Washington, DC: US Government Printing Office; December 2010.
http://www.cnpp.usda.gov/Publications/DietaryGuidelines/2010/PolicyDoc/PolicyDoc.pdf
マントラは、”Total Diet"で、 ”nutrient dense 、 energy balanced、 portion controll”からなりたつ。
・野菜(調理済み乾燥豆、エンドウを含む)、フルーツ、全粒粉、ナッツ、種子類を多くすること
ガイドラインでは、どの食べ物を増やし、どの食べ物を減らすかにチャプターを割いている。
・赤身肉、鶏肉、卵は、適正化がモットー
・低脂肪・無脂肪乳製品がベスト
・栄養分不足、カロリー増加をもたらすため、・固形脂肪や添加糖のカットダウン
・塩分摂取量に注意
何を減らすか・・・
塩がNo1、脂肪に関して注意が必要(トランス型脂肪酸、酸化脂肪酸など、ココナッツ・パーム・パームカーネルオイルなどの飽和脂肪酸を避け、スティック・マーガリンの代わりにソフトを用い、バターの代わりに野菜オイルを用いる。サフラワー油、菜種油(キャノーラ油)、オリーブ油などの単価不飽和脂肪酸・多価不飽和脂肪酸がベスト などhandy chartを含む)、コレステロール、シュガードリンク・アルコール
(紅花油は品種改良された高オレイン酸の紅花油(ハイオレイック種)で、オリーブ油の成分に近いもののことだと思う)
何を増やすか・・・
フルーツ・野菜、全粒粉、カリウム、食事性線維物、カルシウム、ビタミンDなどを含むもの
蛋白関しては、赤肉を減らし、大豆、無塩ナッツ・シーズを推奨、牛肉・豚肉の代わりにシーフーズを増やすこと、シーフーズ・ナッツ・シーズは単価不飽和・多価不飽和脂肪酸を含む
ただ、シーフーズは、妊娠・授乳女性では適正化が必要
豆は注意が必要で、蛋白を持つもの持たないものがある。kidney beans(インゲン豆)、pinto beans(インゲンマメ), black beans(黒豆鼓), garbanzo beans (also known as chickpeas :ひよこ豆), lima beans, black-eyed peas, split peas, lentils は蛋白を含む。鉄、亜鉛、線維、カリウム、葉酸の供給源となる。
一方、グリーンピースやサヤマメは蛋白源tのならない。グリーンピースは炭水化物野菜である。サヤマメは、レタス・オニオン・セロリ・キャベツと同じ群である。
NYTimes記事:Martin A. Government's dietary advice: eat less. The New York Times. January 31, 2011.
http://www.nytimes.com/2011/02/01/business/01food.html
情報ソース:http://www.medscape.com/viewarticle/737034_2
豆ってのは、難しい
豆と言えば、TBSは電波停止した方がよい:生じるべくして生じた白インゲン健康被害 2006-06-21ってのを思い出す。
テレビ業界の利益として豆が使われ続けていることを思い出した。
健康食品のテレビ放映はインサイダー取引の可能性を考慮すべきだ 2005-11-07
あるある(Aruaru)は国際用語へ?・・・Nature掲載:規制と外部監視機関が必要 2007-02-22
フジテレビ&日本テレワーク 2007-01-22
日本の栄養学・栄養士や医師たちでテレビに出演するやつって、不足分だけ強調して、その食品をあおることが続いている。この人たちには、職業的倫理性ってないのだろうか?そして、専門でもないのに適当に空想で実害あるコメントをするテレビ業界の連中・・・
栄養に関することに言及するときは、”Total Diet"を含むことと義務化したらどうか!
by internalmedicine | 2011-02-14 10:15 | 糖尿病・肥満