自然獲得免疫疑似的作用肺炎球菌ワクチン :肺炎球菌蛋白ライブラリから抗原作成
2011年 02月 17日
結合型ポリサッカライドワクチンがあるが、血清型非依存蛋白に対する肺炎球菌ワクチンがやはり、必要であろう・・ということで、セロタイプをたくさんくっつけるんじゃなくて、やはり共通抗原を見いだそうというワクチン開発の話
TH17-Based Vaccine Design for Prevention of Streptococcus pneumoniae Colonization.
Kristin L. Moffitt, Todd M. Gierahn, Ying-jie Lu, Paulo Gouveia, Mark Alderson, Jessica Baker Flechtner, Darren E. Higgins, Richard Malley.
Cell Host & Microbe, 2011; 9 (2): 158-165 DOI: 10.1016/j.chom.2011.01.007
IL-17A-secreting CD4+ T cells (TH17) は、肺炎球菌を含めた他の多くの菌種の粘膜でのコロナイゼーションに抵抗的に働く。
肺炎球菌蛋白の96%超に発現するライブラリにある蛋白種で、TH17細胞が、肺炎球菌コロナイゼーションへの免疫応答を示す抗原を見いだし、コロナイゼーションマウスの脾臓細胞やヒトPBMCsで IL-17A 分泌の同様反応を確認した。
なるほど、今の、ワクチン開発って、ライブラリから、片っ端やるんだ・・・力業と実感。
by internalmedicine | 2011-02-17 10:27 | 感染症