細菌メタゲノム解析:抗生剤工場の河川環境曝露による薬剤耐性および伝播の可能性

superbag、薬剤耐性遺伝子「"New Delhi metallo-beta-lactamase 1 (NDM-1)」はインドとの関連を述べたら怒られるそうだ。

以下の、河川細菌叢のメタゲノム解析論文見たら、製薬工場との関連がやはり疑われてしまう。


抗生剤がかなり使われ、時に不適正な使用がなされていることで、抗生剤耐性を海、感染症治療維持に対して大きな危機をむかえている。細菌叢は獲得耐性遺伝子の抗生剤選択の方向性で影響を受け、遺伝的要素は種を超えて水平に広がる。環境中の細菌集団は耐性遺伝子の集積が広がり、病原性細菌へ移動する。

培養に依存しないshotgun metagenomics(メタゲノム解析)を行い、インドの抗生剤製造工場の廃液暴露された川の水における細菌叢を検討。

いくつかのクラスの耐性遺伝子を高濃度に見出し、horizontal gene transferとして働く可能性、インテグロンやトランスポゾン、プラスミドといった要素に見出された。
加えて、2つの特徴づけされてない耐性プラスミドを見出した。
これらの細菌へのコンタミネーションが、耐性遺伝子産生や環境から他の菌種へのmobilization、結果的にヒトへの有害セを有することとになる。
抗生剤使用前、使用下、使用後のライフサイクルは、耐性産生に重要な意味合いがあるだろうと考えられる。

Pyrosequencing of Antibiotic-Contaminated River Sediments Reveals High Levels of Resistance and Gene Transfer Elements.
Erik Kristiansson, Jerker Fick, Anders Janzon, Roman Grabic, Carolin Rutgersson, Birgitta Weijdegård, Hanna Söderström, D. G. Joakim Larsson.
PLoS ONE, 2011; 6 (2): e17038 DOI: 10.1371/journal.pone.0017038


シプロフロキサシン高濃度が、インドの治療プラントから川の下流へ見られる.


パネルは、a) class 1のintegrase 、b) class 2のtransposaseの挿入が見られる



耐性遺伝子のhorizontal transferに関わる酵素が高濃度に関連する川の抗生剤暴露領域に見られる。



抗生剤暴露下環境中細菌の耐性を有するプラスミドの豊富さ

by internalmedicine | 2011-02-22 13:51 | 感染症  

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