2008年米国サルモネラ菌食中毒大流行は生野菜汚染によるもの 

”岩見沢市のサルモネラによる食中毒”事例がほとんど報道されてない。これは、菅元厚生省大臣の軽率な行動により、国民の公益が業者の利益に優先するという悪判例による影響と考えている。報道機関が関連業者から訴えられれば、有罪になる可能性が大なのだから、司法の悪判断が言論統制許容を引き起こしてしまったと考えるべきだろう(サルモネラによる食中毒 2011-02-15)。

公益性を重視して、サルモネラ菌が生食品を介して流行することを国民に喚起すべき行政機関は全く機能していない。 

”Salmonella enterica serotype Saintpaul”(サルモネラ菌血清型Saintpaul)の大流行は生トマトが原因であり、ハラペーニョやシラノ唐辛子も汚染され関連したという報告

生野菜のコンタミネーションの危険性を強く強調している報告である。

2008 Outbreak of Salmonella Saintpaul Infections Associated with Raw Produce
r the Salmonella Saintpaul Outbreak Investigation Team
N Engl J Med. February 23, 2011 (10.1056/NEJMoa1005741)




司法・行政・マスコミなどよってたかって、公衆衛生上の公益性を無視していることにはらがたってしょうがないのだが・・・

次世代シーケンシング(NGS)の解説がエディトリアルに書かれている。関係機関が全く機能しない日本にあっても宝の持ち腐れだが・・・
Identification of a Salmonellosis Outbreak by Means of Molecular Sequencing
February 23, 2011 (10.1056/NEJMc1100443)


テウノロジーはあれど、バカ政治家・バカ裁判官・マカマスコミがいれば、すべて台なし

by internalmedicine | 2011-02-24 08:59 | 感染症  

<< COPD:気道細菌感染・コロナ... 農園住居子供の喘息発症:微生物... >>