Hibワクチン+三種混合ワクチン後死亡事故 誰が責任とる?

クソ役人どもの責任逃れ時限爆弾、医師が特に必要と認めた場合に行うことができる"という一文が生きてきました。
参照:くそ役人現場丸投げ責任回避通達:ワクチン同時接種 2010-10-27

”CDCなどワクチン同時接種推奨”などを、その根拠として聞くこともあるが、中身を読めば分かるが、【normal childhood immune system】に対するコメントであり、過去行われた十分経験のあるワクチンに対してのみ”no greater risk for adverse side effects”と書かれているのである。開発から比較的新しいワクチンに関して果たしてその根拠は明白なのだろうか?疑問を感じる。

さて、以下の事故・・・接種者の責任どうなる?

三種混合ワクチンなどの接種翌日に女児死亡 兵庫県西宮市で
2011.3.3 20:30
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110303/crm11030320310031-n1.htm
 兵庫県西宮市は3日、細菌性髄膜炎などを予防する小児用肺炎球菌ワクチンと、破傷風などを予防する三種混合ワクチンの接種を受けた市内の1歳の女児が死亡したと発表した。女児に基礎疾患はなく、接種との因果関係は不明。厚生労働省が調査している。

 西宮市によると、女児は1日午後、市内の診療所で両ワクチンの接種を受けた後、高熱を出し、翌日午後に死亡が確認された。

 小児用肺炎球菌ワクチンの接種は任意で、三種混合ワクチンは定期予防接種。厚労省によると、小児用肺炎球菌ワクチンを受けた翌日に死亡したのは、兵庫県宝塚市で1日に死亡した2歳児に続き2例目。両ワクチンを一緒に受けた直後の死亡例は初めてという




あくまで、依頼という形を維持する”くそ役人”
           ↓
"小児用肺炎球菌ワクチンとほかの種類のワクチンとの同時接種も控えるよう求めた。"

http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011030401000711.html
2幼児接種ワクチンは同日に製造 相次ぎ死亡で兵庫・宝塚市

 兵庫県宝塚市と西宮市で小児用肺炎球菌ワクチンなどの接種を受けた幼児2人が相次いで死亡した問題で、宝塚市は4日、肺炎球菌ワクチンの製造日を示すロット番号が同じだったと発表した。

 製造元の「ファイザー」によると、ワクチンは米国製の「プレベナー」でロット番号は「10G03A」。製造日は2010年7月27日で、国内に約22万本が流通している。

 同社は「製造にかかわる安全性の問題は見つかっておらず、回収は考えていない。流通地域の特定も難しく、医療機関に周知する予定はない」としている。

 宝塚市は4日、市内の医療機関に対し、接種と死亡との因果関係が分かるまでは同じロット番号のワクチンの使用を避け、小児用肺炎球菌ワクチンとほかの種類のワクチンとの同時接種も控えるよう求めた。
2011/03/04 20:50 【共同通信】



さらに追記(H23.3.5)
http://www.cabrain.net/news/article/newsId/32853.html
 小児用肺炎球菌ワクチンやヒブワクチンを含むワクチンの同時接種後の死亡が4例、相次いで報告され、厚生労働省は3月4日、両ワクチンの接種を一時的に見合わせるよう都道府県などに連絡した。厚労省は、ワクチン接種と死亡との因果関係を検証する専門家会議を週明けにも開く。

 厚労省によると、接種後に死亡した4人は、▽両ワクチンを接種した兵庫県宝塚市の2歳男児小児用肺炎球菌ワクチンとDPTワクチンを接種した兵庫県西宮市の1歳女児▽両ワクチンとDPTワクチンを接種した川崎市の生後3か月の女児▽両ワクチンとDPTワクチンを接種した京都市の1歳未満の女児—で、宝塚市の男児と西宮市の女児が接種した小児用肺炎球菌ワクチンはロット番号が同じだった。接種と死亡との因果関係について、報告医はいずれも評価不能か不明としている。

 厚労省は、両ワクチンと子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の接種を進めるため、今年度補正予算で1085億円を計上し、接種費用を助成していた。

( 2011年03月05日 14:07 キャリアブレイン )



同じロット番号との因果関係、同時接種との因果関係・・・いづれも現時点では不明。医療系MLやfacebookではなんだか不良ロットの話に傾いており、同時接種問題への危惧は未だ少ないのに驚く。併用接種問題は、行政が何とかしてくれるなんておもってるのだろうか? 私はそうは思わない。 厚労省クソ役人責任回避は巧妙である。同時接種を仕方なく、もしくは、あまり考えず行ってた先生方へのトラップが発動したと考える。

国を信用すべきではないというのは今まで様々な医療や介護などの施策で味わってきた悲哀ではないか!
つい最近も、新型インフルエンザ騒ぎでも、現場医師たちを悪者にしようとしてたではないか!
診察拒否騒ぎ余剰ワクチン返還問題(費用すべて医療機関持ち)、異常な量の事務処理を要求するワクチン代理接種問題、ワクチンシーズン終了後ワクチン宣伝するアホな厚労省など)

国なんか信用するほうが・・・おかしい そういうスタンスのほうが害が少ない。 国の施策を善意に解釈し協力する医師・医療機関は馬鹿をみる。・・・これはこの国では常識なのである。



H23/3/7 追加
ワクチン再開「国の責任で」 宝塚・西宮市、要望へ 2011年3月7日
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201103070008.html
 小児用肺炎球菌ワクチンやインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンの接種後に乳幼児4人が死亡した問題で、2歳男児が死亡した兵庫県宝塚市は6日、国に対し、接種を再開するか否かは国の責任で判断することや、副反応の過去事例の洗い直しなどを求めることを決めた。1歳女児が亡くなった同県西宮市も同様の要望を検討中で、7日に両市長が厚生労働省へ出向いて要望書を提出する。

 宝塚市の要望ではほかに、死亡事例の詳細な情報開示▽海外の事例の情報収集と開示▽厚労省の会議の公開▽遺族への十分な経過説明▽調査スケジュールの開示▽研究班づくり――などを求める方針。

 この日、中川智子・宝塚市長は「因果関係はわからないが、このようなことが続いて起きてはいけない。再開には慎重であってほしい」と話した。


本来、公衆衛生目的であるはずの予防接種、接種者に負担をかける予防接種のやり方なんて最初から間違いに決まってる!



(地Ⅲ212)F 平成23 年3 月5 日
都道府県医師会 郡市区医師会 感染症危機管理担当理事 殿
日本医師会感染症危機管理対策室長 保坂 シゲリ
小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチン接種の 一時的見合わせに関するQ&Aの送信ついて
http://dl.med.or.jp/dl-med/kansen/22chi3_212.pdf

専門家による会議:3月8日開催予定



世界のプレスも注目してるようですぞ
http://online.wsj.com/article/BT-CO-20110307-700206.html


”同時接種””5例目”死亡例追記(H23.3.8)

予防接種:乳幼児死亡、5例目 ヒブワクチン接種後--厚労省発表

 厚生労働省は7日、ヒブワクチンとBCG(結核)ワクチンを2月4日に同時接種した宮崎県都城市の生後6カ月未満の男児が、接種2日後に死亡したと発表した。接種と死亡との因果関係は不明。

 小児用肺炎球菌ワクチンやヒブワクチンと、他のワクチンとの同時接種後の乳幼児の死亡報告は、先月以降、兵庫県宝塚市、同県西宮市、川崎市、京都市に続き全国で5例目。同省は8日に専門家の検討会を開き安全性を評価する。

 厚労省によると、男児には心臓などに疾患があったという。5日に都城市の医療機関から厚労省に報告があった。【佐々木洋】




米国は米国内監視はするが、危険性に関心示さず ・・・ というスタンス
afp
US says 'no concerns' with vaccines eyed in Japan deaths
WASHINGTON — US health officials said Monday they have had no reports that arouse new safety concerns over two children's vaccines that have been suspended in Japan following the deaths of four babies.

Researchers at the Food and Drug Administration (FDA) and Centers for Disease Control and Prevention (CDC) "have not detected new safety concerns or unusual reporting patterns" among children given the vaccines against bacteria that can cause meningitis and pneumonia, FDA spokeswoman Shelly Burgess said.

Japanese health authorities ordered doctors to stop using the two vaccines -- Prevenar, made by US-based Pfizer, and ActHIB, made by the Sanofi Pasteur wing of Paris-headquartered Sanofi-Aventis -- following the deaths of four infants who were given the shots alone or in combination with others drugs.

The infants, aged from around six months to under two years old, all died between March 2 and 4, Japanese officials said.

In addition to the four cases, Japan's health ministry said another infant died in November after receiving his second shot of the ActHIB vaccine, a Japanese health ministry official said.

The FDA and CDC are aware of the babies' deaths and of the suspension of the two vaccines in Japan, a statement sent by Burgess to AFP said.

US health agencies were continuing to monitor the safety of all vaccines, including those against the haemophilus influenzae type b (Hib) bacteria and streptococcus pneumoniae targeted by ActHIB and Prevenar, the statement said.


上記5例以外の死亡事例報告があるようだ

FDA・CDCは、単なる偶発的というスタンス?



H23.3.9 追記
平成22年度第11回薬事・食品衛生審議会医薬品等安全対策部会安全対策調査会及び第2回子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会(合同開催) 平成23年3月8日(火) 18:00~20:00
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000141ko.html
関係資料


報道発表

・「小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの安全性について」のとりまとめについて
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r985200000146lh.html

小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの安全性について
平成23年3月8日
安全対策調査会
子宮頸がん等ワクチン予防接種後副反応検討会
1.報告された5例の症例評価について
平成23年3月2日以降、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンを含むワクチン同時接種後の乳幼児において5例の死亡例が報告されており、これらについて評価を行った。
(1) 5例は0歳から2歳代の乳幼児で、基礎疾患を有するものが3例、基礎疾患が明確でないものが2例であった。
(2) 接種から死亡までの期間は、翌日死亡が3例、2日後死亡が1例、3日後死亡が1例であった。
(3) 現在得られている各症例の経過や所見に基づいて評価したところ、報告された5例については、
(4) なお、例えば先天性の心疾患などの基礎疾患を有する患者は、その状態によっては、十分な注意が必要である。
現段階の情報において、いずれもワクチン接種との直接的な明確な因果関係は認められないと考えられるが、さらに入手可能な情報を次回までに収集する。
2.ワクチンの検定結果について
国立感染症研究所が実施したワクチンの検定においても、これらのワクチンの死亡報告のあった症例に投与されたロットについての試験結果は、全て変動域内にとどまり、逸脱は認められなかった。なお、宝塚例と西宮例で肺炎球菌ワクチンのロットが同一であったことについては、製造工程等の逸脱等について確認する必要がある。
その他、諸外国での状況や同時接種の安全性、接種者数等の情報について、早急に情報を収集し、次回検討することとする。また、死亡例とワクチンの関連性の検証のためには、関係者の協力を得て、今後、積極的疫学調査を行う仕組みを構築すべきである。


今回の死亡例報告、私個人としては、併用・単剤使用にかかわらずワクチンによる直截な副作用とは思ってない

ただ、冒頭に示したごとく、厚労省バカ役人どもが、死亡時などの重大事例が生じたときの責任回避を行っており、それを無視して、安直に施行した医者たちや地方自治体行政側の態度があまりに浅はかだったのではないかと書いてるのである。

自治体や接種者側の要望に押し切られて、仕方なく、同時接種した場合もあろうが、こういう場合は断固断るべきであったと思う・・・その点を医療者側に反省してほしいのである。

要望だけで動けば、身を滅ぼすことになる。
医師たちは、アウトカムを悪い方向に考えることも必要というのは臨床上なれてるはずなのに・・・なぜ、厚労省の悪意に対し、医師たちは無防備になるのだろうか?

ただ、今回の騒動が狭視野な反ワクチン運動を利するものであってはならないとも思っている。

そのうち、関西の反ワクチン運動家たちとそれに共鳴する大メディアが結託して、結果として”はしか大国アゲイン”となった状況をつくるような世論誘導にならないことも願っている。



追記(H23.3.10)
このQ&A 肝心な項目がない。

ワクチン接種再開時に、厚労省課長通達のような【国の責任放棄・現場責任丸投げ】を継続するかどうかである。
小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチン接種の一時的見合わせに
ついてのQ&A(3月9日改訂)(PDF:193KB)
http://www.mhlw.go.jp/stf/kinkyu/2r98520000013zrz-img/2r985200000149fp.pdf


質問者側に、こういう問題意識、スタンスがないということが実に嘆かわしい。



追記 H23.3.11

ヒブワクチン130万本回収へ 異物混入の指摘受けて

2011年3月11日12時47分
http://www.asahi.com/national/update/0311/TKY201103110232.html

 ヒブワクチン(販売名・アクトヒブ)の国内唯一の共同供給者であるサノフィパスツールと第一三共は11日、医療機関から異物の混入があったと指摘されたことから、同じ工程で製造された130万本(13ロット分)を自主回収することを決めた。

 ヒブワクチンについては、兵庫県宝塚市など5市で接種後の乳幼児5人が死亡したと報告されている。死亡が報告された5例のうち、宝塚市、熊本市、川崎市で接種されたものは、今回回収される13ロットに入っていたという。

 厚生労働省は異物混入と乳幼児死亡には因果関係はないとみているが、サノフィパスツールは「安全を優先して回収することを決めた」(渉外担当)と説明している。

 厚労省によると、今年2月以降、ヒブワクチンの接種を受けた乳幼児5人が、接種の翌日や数日後に亡くなったという。小児用肺炎球菌ワクチンとの同時接種の場合もあった。

 厚労省はこれを受けて4日、両ワクチンについて接種を一時見合わせることを決めている。

 サノフィパスツール・第一三共は年間400万本のヒブワクチンの供給能力がある。

by internalmedicine | 2011-03-04 12:25 | くそ役人

 

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