Multiethnic Cohort Study:人種横断的にマルチビタミンは死亡、がんに影響与えず
2011年 03月 25日
あらたな、エビデンス構築が必要となってたあけだが、今回の他人種的コホート研究・・・”全原因死亡、心血管・がんによる死亡率 減少にも、増加にも明確な影響を認めず、合併症、腫瘍がんに関し絵も影響認められず”という、有益性がないのはもちろん、有害性に関してもそれが認められなかった。
Multivitamin Use and the Risk of Mortality and Cancer Incidence
The Multiethnic Cohort Study
Song-Yi Park et. al.
Am. J. Epidemiol. (2011) doi: 10.1093/aje/kwq447 First published online: February 22, 2011
マルチビタミン/ミネラル サプリメントは主に米国内で使われているが、慢性疾患予防、死亡改善効果に関して認められてない。
マルチビタミンの死亡率、がん予防への投与評価に関して、ハワイ・カリフォルニアにおいて行われた1993-1996年のMultiethnic Cohort Study(182,099名登録)前向きコホート
平均11年フォローアップ期間中、28851名死亡確認
Cox proportional hazards modelにて、たばこ使用と他の共役要素補正後、マルチビタミン使用と、全原因死亡率の関連認めず (for users vs. nonusers: hazard ratio = 1.07, 95% confidence interval: 0.96, 1.19 for men; hazard ratio = 0.96, 95% confidence interval: 0.85, 1.09 for women)、心血管疾患、がんも同様。
民族、年齢、BMI、疾病既往、単一ビタミン/ミネラル使用、ホルモン補充療法、喫煙状態によるサブグループでもばらつきなし
また、マルチビタミンががんリスクと関連するエビデンスも認めず、全体でも、肺、結腸・直腸、前立腺、乳がんなど部位別でも観察されなかった。
親の15%が幼児にサプリ 過剰摂取「有害の恐れ」 :行政・メディアの意図的?不作為 2009-07-06
by internalmedicine | 2011-03-25 10:47 | ビタミン