Rheos® System: 薬剤抵抗性高血圧への植込み型デバイス

圧受容体を介するメカニズムを調整する植込み型デバイスで、治療抵抗性高血圧患者の血圧を33mmHgほど下げたという報告。



CVRx は、埋め込みデバイスで、高血圧治療心不全治療のためデザインされたものを開発
Rheos® Systemと呼ばれるもので、これは、CVRxパテントのBaroreflex Activation Therapy® (BAT®) テクノロジーで、体自身の本来の自然な血流調整システムを血圧、心不全治療のためのトリガーとするもの

3つの構成からなる

- Rheos Device
- Rheos Carotid Sinus Leads
- Rheos Programmer System

Rheos Systemは、baroreceptorを電気的に活性化させて働かす。





pivotal trialが、治療抵抗性高血圧 265名で行われ、40の米国メディカルセンター、2つのヨーロッパのセンターで、最終的に一連の研究によりベネフィットが示された。


Journal of Hypertension 2008;26(Suppl 1):S19.
SUSTAINED BLOOD PRESSURE REDUCTION BY BAROREFLEX HYPERTENSION THERAPY WITH A CHRONICALLY IMPLANTED SYSTEM: 2-YEAR DATA FROM THE RHEOS DEBUT-HT STUDY IN PATIENTS WITH RESISTANT HYPERTENSION.
http://www.cvrx.com/pdf/ESHtwoyearresults2008abstract.pdf


Rheos® Systemをgoogle scholarで検索(http://bit.ly/gX3Wnk)すると、2006-2008年に報告が集中している。
今、実用化に向けて・・という状況と思う。

by internalmedicine | 2011-04-06 09:40 | 動脈硬化/循環器

 

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