NEJM誌: 福島原子力発電プラントの短期・長期健康リスク

概要は、
最近の日本の自然災害により、福島原子力発電プラントの放射性内容物の部分的メルトダウン(原文尊重)が生じた。大気・水への放射線の分散は収まってない。この論文記事は、このようなアクシデントの歴史、核分裂生成物質(nuclear fission product)環境曝露に関連する短期長期健康リスクのレビューである。


結論:原子炉事故はきわめてレアなことで、放射線暴露した患者治療や全体的な公衆衛生面での経験を含め、直接経験した医療関係者は少ない。原子力発電所近くに生活する、あるいは、医療システム上の役割のためになど、関与する人たちを組織化することで、詳細なアルゴリズム上の対応計画を作り、定期的に、実践しなければならない。この対応の重要な骨格は、個別患者やコミュニティー上の関連を含め、暴露レベルや対応するリスクについての包み隠しのないcommunicationであり、視線は、急性放射線障害や長期癌リスクへの大衆不安に基づく視線があることをわすれてはならない。

がんへの長期暴露の影響について、チェルノブイリ周辺のことが書かれている。権威ある医学雑誌の一つなので、議論上の材料としては重要だと思うが、節穴である私が見る限り、さほど目新しいものはないようだ。


Short-Term and Long-Term Health Risks of Nuclear-Power-Plant Accidents
NEJM April 20, 2011 | J.P. Christodouleas and Others
(DOI: 10.1056/NEJMra1103676)



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結局、だれも医療上の経験も少なく、あんまり結論じみたことを最初から言えない・・・ということと、情報提示を正確にしろよ、ただ、一般ピーポーは不安の目で常にみてるからその配慮を忘れるなよ・・・ということだろうか?

日本政府及び東電・不安院・原子力いいかげん委員会などが、”風評被害”なるものの幻想におびえてか、情報提示が遅く、その場でうろたえる記者会見を繰りかえし、疑心暗鬼に陥りさせ、政府・東電関係に対し、かなりの不信感を持ってる国民が多い状況である。これから挽回可能?・・・そりゃむりでしょ。
それどころか、東電を逆さにつるしてすべての資産をゼロにすることをせず、まず増税ありき、国民負担ありき・・・じゃ、私を含め一般ピーポーは納得しないでしょ。

<福島第1原発>「ババ引くのは作業員」嘆く下請け社員 2011年4月21日

東電に仕切らせるのでなく、政府がすべきで、別立ての待遇で作業行っていただくべきだ・・・ 普段偉そうにしている不安院や原子力いい加減委員会にはそういう能力のあるひとはいませんでした・・・ってことなのだろう。

とにかく、東電の管理者 バカでしょ
 ↓
福島第1原発 作業員の被ばく線量 管理手帳に記載せず 毎日新聞 4月21日(木)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110421-00000002-maip-soci

そして、官邸主導で、隠匿
 ↓
”毎時100マイクロシーベルトを超えたのは、原発から2~3キロ地点の福島県大熊町の4カ所だった。公表が大幅に遅れた理由について、文科省は「官邸の指示で出さなかった」とした。”
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110421/dst11042116400028-n1.htm

この馬鹿政府!


外部電源喪失による炉心融解って、すでに指摘された話だったわけで、東電や監督省庁 責任無しなんてことはあり得ない。

共産党議員が国会で警告していた 「外部電源喪失」そして「炉心溶融」 2011/4/ 4
http://www.j-cast.com/2011/04/04092153.html?p=all


H23.4.30 "内閣府参与の小佐古氏が、海外での学者たちの警告を受けて、小学校の基準(20ミリシーベルト)は高すぎて危険、学者生命を失うと辞任表明。原子力安全委員会は専門家を無視したまま。 原子力安全委員会は専門家でなく「原子力村」の政治家である事が明確になった。" "文科省ははじめから20ミリシーベルトありきで決めたと思う"・・・など 役人・政府の愚かな行政進行中 &東電責任回避(経団連や役人・メディア・・・から発生)・・・これでも、馬鹿だのクソだのと言っては駄目なのだろうか?

by internalmedicine | 2011-04-21 09:03 | 環境問題  

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