King-Devick 検査：ボクシング・格闘技関連頭部外傷・脳しんとう検査の妥当性

King-Devick test：スポーツ脳しんとう　検査　2011年 02月 04日の論文再紹介

The King-Devick test as a determinant of head trauma and concussion in boxers and MMA fighters
Neurology April 26, 2011 vol. 76 no. 17 1456-1462

ボクサーやMMAファイターの頭部外傷・脳しんとう検査：King-Devick (K-D) テスト

格闘技後(n = 39 被験者)のK-Dスコアは有意に、頭部外傷で、高い（悪化）(59.1 ± 7.4 vs 41.0 ± 6.7 seconds, p < 0.0001, Wilcoxon rank sum test)

意識消失者では、格闘技前から後で特に悪化

格闘技後　K-Dスコア悪化、スコア悪化は、格闘技後のMACEスコア悪化とよく相関(rs = −0.79, p = 0.0001、rs = 0.90, p < 0.0001)

K-Dスコア5秒以上の悪化は、頭部外傷被験者でのみ特徴的で他疾患と鑑別しうるものである

テスト・再テスト再現性は高い(クラス内相関共役指数 0.97 [95% 信頼区間 0.90–1.0])

あらゆる格闘技に、このような検査を義務化すべき！

スポーツ外傷に対しても、無作為な行政（ア・・・・

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未だに、”K-1甲子園”って、ヘッド・ギアもさせず、やってるようだ・・・　主催者側に安全面への配慮感じられない。上記文面にあるごとく、私は、”文科省”にメールした、その後対応に変化があったとは思えない。この格闘技で、参加青少年になんらかの不具合があった場合は、不作為の証明となるはず。