瞑想:マインドフルネス・トレーニング 過敏性腸症候群に有効

Gaylord S, et al "Therapeutic impact of mindfulness meditation on irritable bowel syndrome (IBS): results of a randomized controlled trial" DDW 2011; Abstract 219.
http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/DDW/26449


過敏性腸症候群(IBS)症状に、マインドフルネス(心理)療法としてしられる瞑想法が有効であることをランダムトライアルで示した報告


75名の被験者、全員女性で43歳平均、 IBSは、Rome IIクライテリアに基づく医師診断

Baseline IBS severity scoreは平均 276
評価を最終セッション後2週めに評価し、月ごと評価
フォローアップ受診時、包括的IBS重症度スコアはサポートグループセッション参加患者で軽度改善だが、マインドフルネス・トレーニング群は、トレーニング後2週目に、200超低下し、3ヶ月後約180ほど低下する。
ベースライン比較で、マインドフルネス・トレーニング群での減少は有意(P<0.0001)。腹痛・腹部膨満の重症度のパターンは類似。
対照であるサポート群患者では、心理的distressや内臓感受性に関し、(前後)差は、ほぼ認めなかった。

両群ともQOLスコア増加するも、マインドフルネス・トレーニング群での患者のみ統計学的に3ヶ月後フォローアップで有意 (ベースライン 65 v フォローアップ 77 ポイント, P=0.027)

両群スコアの絶対差はやや軽度で、無盲目化トライアルのプラセボ効果の可能性もあるとPalsson は認識している。

研究の限界はあるが、IBSの心理療法としてのマインドフルネス・トレーニングというのは有効だろう。

ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)等とともに、Buddhist traditionから派生したマインドフルネス(心理)療法がクローズアップされてるようだ。故に、日本人に親しみやすいのではないかと期待している・・・

The Mindful Therapist: A Clinician's Guide to Mindsight and Neural Integration (Norton Series on Interpersonal Neurobiology)
http://www.amazon.com/Mindful-Therapist-Integration-Interpersonal-Neurobiology/dp/0393706451/ref=sr_1_12?s=books&ie=UTF8&qid=1305254690&sr=1-12

Mindful Teaching and Teaching Mindfulness: A Guide for Anyone Who Teaches Anything by Deborah Schoeberlein and Suki Sheth (Sep 8, 2009)
http://www.amazon.com/Mindful-Teaching-Mindfulness-Teaches-Anything/dp/0861715675/ref=sr_1_11?s=books&ie=UTF8&qid=1305254690&sr=1-11

by internalmedicine | 2011-05-13 09:41 | 消化器  

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