FDA:シンバスタチン高用量ミオパチー・横紋融解リスク増加
2011年 06月 09日
FDA NEWS RELEASE
For Immediate Release: June 8, 2011
Media Inquiries: Morgan Liscinsky, 301-796-0397, morgan.liscinsky@fda.hhs.gov
Consumer Inquiries: 888-INFO-FDA
FDA announces new safety recommendations for high-dose simvastatin
Increased risk of muscle injury cited
http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm258338.htm
SERACHトライアルでは、20mgで 0.02% 80mgで 0.9%というミオパチーの頻度を受けてのアナウンス
SEARCHデータおよびFDAのAdverse Event Reporting Systemの評価後、1年使用後も筋肉の問題のない患者への投与量上限を決定した。シンバスタチンのジェネリックも、ブランドも、併用剤もこの上限に準じることとした。ナイアシン合剤、Simcorはスタチンの上限が適応されず、筋症のリスク増加する可能性があるので、さらに上限を減らす。
posaconazole (Noxafil):抗真菌薬はシンバスタチンとの併用してはならないこととなった。
ゲムフィブロジル(フィブラート)、シクロスポリン、ダナゾールは、低用量シンバスタチン使用との併用認可から、禁忌カテゴリーへ
アミオダロン、 ベラパミル、 ジルチアゼムは、シンバスタチン 10mg超で使ってはならないとして、許容範囲下限を厳しくした。加えて、アムロジピンとranolazine (Ranexa)(抗狭心症薬)はシンバスタチン 20mgを越えて使ってはならない。シンバスタチン80mgのミオパチーリスクは、開始1年で最も高く、スタチンをカルシウムチャンネルブロッカー、特にジルチアゼム投与併用時に多い。
SEARCHでは、ミオパチーの60%が遺伝的なものと関連し、肝臓への取り込みによる血中濃度増加への影響が主であった。
FDA助言医療専門家は、シンバスタチン40mg患者を他の脂質低下薬剤へ変更、あるいは、他のスタチンへ変更することは勧めてないようだ。
日本ではリポバス上限20mg/日だから、例外的投与以外では、この処方量は行われてないと思う。
日本でも、アミオダロン、ワソラン、ヘルベッサー、シクロスポリン、ダナゾールあたりは併用注意が必要だろう。
by internalmedicine | 2011-06-09 09:44 | 動脈硬化/循環器
