妊娠女性の左側臥位睡眠と後期死産の関係

死産リスクとしての母体睡眠に関わる影響

睡眠関連疾患や、子癇前症、早産の関係は幾分調査されていたが、死産との関連は症例報告程度。著者らは母体肥満と死産リスクの量的関連を調査し、睡眠障害疾患との関連も示唆した。
さらに、背臥位睡眠が睡眠障害疾患と関連し、後期妊娠期では母体の心拍出量低下、そして、それに関わる死産リスクに関して検討がなされてなかったという前書きから始まる。

"Association between maternal sleep practices and risk of late stillbirth: a case-control study"
Stacey T, et al
BMJ 2011; DOI: 10.1136/bmj.d3403.


症例対照研究

この研究での、妊娠後期死産頻度  3.09/1000 births

いびき、昼間傾眠と後期死産との相関認めず
しかし、前夜、背臥位睡眠、右側睡眠女性は、左側臥位睡眠より後期死産が多い。
(背臥位睡眠補正オッズ比 2.54 (95% CI 1.04 to 6.18), 右側臥位睡眠オッズ比 1.74 (0.98 to 3.01))
左側臥位睡眠女性の絶対的リスクは、1.96/1000 、左側臥位に出来ない女性の絶対的リスクでは 3.93/1000
前夜一度以下のトイレに起きた女性は、頻回起床女性に比べ、後期死産が多い  (adjusted odds ratio 2.28 (1.40 to 3.71))
前月昼寝を定期的にする女性は、昼寝しない女性より後期死産が多い (2.04 (1.26 to 3.27)).

by internalmedicine | 2011-06-15 10:27 | 医療一般  

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