オリーブオイルは卒中予防的に働く 41%低下!
2011年 06月 16日
”この研究内でも、オレイン酸濃度とオリーブオイル摂取量に相関が示されたわけではない、解釈上注意が必要”と書かれている。
オリーブオイルの種類に関しても検討されてない。しかし、フランスではほとんど”エキストラ・バージン オイル”だとコメントしているとのこと。
オリーブオイルとオレイン酸高濃度が、卒中予防的関連性がありそう・・・という事実は判明した。
・オリーブオイル摂取量 と 卒中
・オリーブオイル摂取量 と オレイン酸濃度
・オレイン酸濃度 と 卒中
この関係をはっきりしておかないと、ミスリードにつながる
Olive oil consumption, plasma oleic acid, and stroke incidence: The Three-City Study
C. Samieri et. al.
Neurology June 15, 2011 WNL.0b013e318220abeb; published ahead of print June 15, 2011,
Three-City Study のベースラインで卒中既往のないもので、オリーブオイル摂取(主サンプル、n=7625)と血中オレイン酸(二次サンプル、n=7625)、卒中頻度(フォローアップ中央値、5.25年)
診断は専門委員会で評価
主サンプルにおいて、148の卒中インシデント
社会人口動態指標・食事関連変数、運動、BMI、卒中リスク要素補正後、オリーブオイル高摂取ほど卒中リスクが少ない (p for trend = 0.02)
オリーブオイル全然とらない人に比べ、その摂取量の多い人たちは41%ほど卒中リスク減少(95% 信頼区間 6%–63%, p = 0.03)
二次サンプルにおいて、27の卒中インシデント
フル補正後、血中オレイン酸濃度が高いほど卒中リスク少ない (p for trend = 0.03)
第1三分位比較で、第3三分位血中濃度では、73%卒中リスク減少 (95% 信頼区間10%–92%, p = 0.03)
omega-9: オレイン酸:CH3・(CH2)7-CH=CH・(CH2)7・COOH って、まだ、心血管リスク似関しては何ともえたいのしれない者のような気がする。いわゆる”必須脂肪酸”ではない。
”オレイン酸は酸化される可能性のあり、バター、ダック・グースといった肉に含まれ、それらは血管リスクプロファイル悪化要素となりえる”(http://www.medpagetoday.com/Neurology/Strokes/27090)。
by internalmedicine | 2011-06-16 10:25 | 中枢神経