米国小児食物アレルギー有病率 8.0%

ランダム化横断調査

40104名の小児のデータから、食物アレルギー有病率は8.0%(95%信頼区間 [CI]: 7.6-8.3)
そのうち、重度病歴は38.7%、多数の食物アレルギーが30.4%
ピーナッツが25.2%[95% CI: 23.3-27.1]、ミルク(21.1% [95% CI: 19.4–22.8]) 、甲殻類(17.2% [95% CI: 15.6–18.9])
食物アレルギーは、人種、年齢、収入、地域により有意に関連。

The Prevalence, Severity, and Distribution of Childhood Food Allergy in the United States
Ruchi S. Gupta, Elizabeth E. Springston, Manoj R. Warrier, Bridget Smith, Rajesh Kumar, Jacqueline Pongracic, and Jane L. Holl
Pediatrics 2011; peds.2011-0204; Published online June 20, 2011 (10.1542/peds.2011-0204)



わが国における食物アレルギー有病率調査は諸家の報告より、乳児が約10%、3歳児で約5%、学童以降が1.3-2.6%)程度と考えられ、全年齢を通して、わが国では推定1-2%程度の有病率であると考えられる。欧米では、フランスで3-5%、アメリカで3.5-4%、3歳の6%に既往があるとする報告がある。
http://www.allergy.go.jp/allergy/guideline/05/index.html

日本の方が有病率多い可能性有り!

そして原因食物も、鶏卵、乳製品、小麦、果物、そば、魚、ピーナッツ、魚卵、大豆、木の実・・・だから、それも異なる。

by internalmedicine | 2011-06-21 09:48 | 環境問題  

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