心血管疾患とn-3脂肪酸

日本には、エパデールという薬剤があるが、(私個人としては)薬剤種類数を増やしたくないし、積極的処方する気になれないのだが、一応は、AHA推奨では使用するようになっている。なんだか、とても現実とのギャップのある薬剤・・・と感じている。



AHA(アメリカ心臓病協会)は、全成人に週2回最低でも魚、特に魚脂の多いものの摂食を勧め、同時に、プラント由来のn-3脂肪酸(ALA)を含む野菜を勧めている。また、冠動脈疾患がある患者2は、EPAとDHA(併せて)約1gの摂食を勧め、魚脂もしくは魚脂カプセルからの摂取ということになる。AHAの推奨は、重症高トリグリセリド血症(TG>500mg/dL)において、20%-40%低下までの効果が見込めるEPA-DHA 1日2-4g摂取を推奨。
AHAはメチル水銀含有に注意するよう助言。

心血管疾患予防の観点から、n-3脂肪酸はライフスタイル、医薬品面から関心を持たれているが、知識上のギャップが存在し、問題。一次予防、二次予防面での純粋なベネフィット面での臨床・メカニズムからのデータが乏しい。

Review Article Drug Therapy
n–3 Fatty Acids in Cardiovascular Disease
Raffaele De Caterina, M.D., Ph.D.
N Engl J Med 2011; 364:2439-2450June 23, 2011


Japan Eicosapentaenoic Acid (EPA) Lipid Intervention Study (JELIS; ClinicalTrials.gov number, NCT00231738)Diet and Reinfarction TrialGruppo Italiano per lo Studio della Soprawivenza nell'Infarto Miocardico (GISSI)-Prevenzione trialsouth Wales研究、 Alpha Omega trial、GISSI Heart Failure Study (GISSI-HF, NCT00336336)など

by internalmedicine | 2011-06-23 09:54 | 動脈硬化/循環器  

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