米国FDA:65歳以上の破傷風・ジフテリア・百日咳(Tdap)ワクチン承認

FDAは、破傷風・ジフテリア・百日咳(tetanus, diphtheria, and pertussis (Tdap) )ワクチン である”Boostrix”を65歳以上にも認可(http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm262390.htm)

2005年に10-18歳、2008年に19-64歳と適応範囲を広げてきた。
CDCによると、10年毎に繰り返すことを推奨している。


百日咳は、ナーシングホームや病院での感染流行などが問題になっており、2010年の予備的データでは2万1千名超の患者、26名の死亡推定(1歳未満は22名)とされているとのこと。
参照:http://www.medpagetoday.com/InfectiousDisease/PublicHealth/27480


日本では、抗体法だけに基づく百日咳の過剰診断も問題のような気がするのだが・・・

いずれにせよ、日本のpoorなワクチン行政にも影響を与えるかもしれない。

by internalmedicine | 2011-07-11 09:05 | 感染症  

<< 人工器官移植 リウマチ:発症後すぐに治療開始... >>