遠隔家庭内血圧モニタリング:管理・指導施行期間のみ有効のようだ・・・

600名の退役軍人、半数がアフリカ系アメリカ人をランダムに3つの談話ベースの介入群に割り付け
(1)看護師による行動マネージメント
(2) 看護師・医師医学マネージメント
(3)両者

遠隔モニタリングデバイスによる血圧値ベースをトリガーにした介入電話コール
行動マネージメントは医療行動を促進した。
薬物マネージメントは高血圧治療ガイドラインに基づく医師・看護師による薬物補正を含むものである。

12か月時点で、どの介入も血圧コントロール、収縮期血圧の改善を示した。
18か月後維持したものはおらず、医療費削減にもつながらなかった。

しかし、ベースラインの血圧コントロールがpoorである人たちの中で、看護師管理&医師・看護師医療介入群では有意に12か月、18か月時点での収縮期・拡張期血圧を減少させた。
この研究は、リソース介入プログラムからベネフィットありそうな個別選別の上に、その重要性が示唆されるものと思われる。





HEALTH CARE REFORM
Home Blood Pressure Management and Improved Blood Pressure Control
Results From a Randomized Controlled Trial
Hayden B. Bosworth et. al.
Arch Intern Med. 2011;171(13):1173-1180. doi:10.1001/archinternmed.2011.276



単に薬のおかげだけのような気がするけど・・・介入した期間しか好影響ないし・・・かれらの主張ほどさほど効果はないようだが・・・

by internalmedicine | 2011-07-12 08:59 | 動脈硬化/循環器

 

<< スーパー淋菌:セファロスポリン... 肺がん:50歳以上では、肺炎後... >>