喘息:自覚症状に関し、やはりプラシーボ効果影響大きい
2011年 07月 14日
ACTなどの自覚症状に依存したモニタリングが盛んだが、やはり、FEV1など他覚的検査評価が必要だろう(社会保険被保険者・喘息患者に月2回1秒率測定したら、過剰検査としてくるような・・・現実との差 )
二重盲検交差パイロット研究で、46名をランダム割り付け
積極的治療として、アルブテロール吸入、プラセボ吸入、偽鍼、非介入割り付け
4つの介入を3-7日毎にブロック割り付け、それぞれの患者に12回受診ブロック総数で、2つ以上施行するよう割り付け
受診時スパイロメトリーを2時間毎に繰り返し、最大FEV1を測定し、患者自己報告とともに記録する。
Active Albuterol or Placebo, Sham Acupuncture, or No Intervention in Asthma
Michael E et. al.
N Engl J Med 2011; 365:119-126July 14, 2011
アルブテロールは、FEV1% 20%増加し、3つの他の介入ではほぼ7%であった(P<0.001)
しかし、患者報告ではアルブテロール吸入後(50%)も、プラセボ吸入後(45%)も、シャム鍼後(46%)も変わらず
しかし、どの介入でも患者の主観的改善は非介入対照(21%)より有意に高かった(P<0.001)
発音上はやっぱりプラシーボ pləsi'ːbouか 、”プラセボ”と呼んでた時間を返してほしい(笑・・・
by internalmedicine | 2011-07-14 08:51 | 呼吸器系