肺GM-CSFは、インフルエンザ感染肺障害に、クリティカルな抑制的働きを示す?
2011年 07月 16日
GM-CSF発現マウスの生存率が高く、体重増加・肺障害少なく、急性の宿主炎症反応の組織学的特徴が観られた。
トランスジェニックマウスの耐性は、肺胞マクロファージ消失を抑制するが、T細胞減少、B細胞減少、好中球減少は減少しないことに由来?
野生種よりマクロファージが多く、インフルエンザ由来のアポトーシス耐性の要因と成っているのではないか?
GM-CSFの鼻腔投与もインフルエンザ耐性に関連した。
GM-CSF in the Lung Protects against Lethal Influenza Infection
American Journal of Respiratory and Critical Care Medicine Vol 184. pp. 259-268, (2011)
肺胞における、GM-CSF(Granulocyte Macrophage colony-stimulating Factor:顆粒球単球コロニー刺激因子)が、インフルエンザに関わる肺障害に関し、大きな役割を果たしていることがわかった。
早期治療開発に関し大きなヒントとなるだろう。
by internalmedicine | 2011-07-16 08:26 | インフルエンザ