florbetapir PET知見:アミロイド斑はやはり正常・MCIでもその後の認知機能低下・認知症発症を予測する

脳ベータアミロイド斑検出トレーサー”beta-amyloid tracer florbetapir”を用いたPET検査にて正常、軽度認知障害患者の臨床的アウトカム検討。

スキャンにてプラーク陽性のMCI中、MMSEはフォローアップ中2.5点以上減少し、無いものは非常に軽度しか減少せず s (P<0.005)
同様な結果が、ADAS-Cog、 Clinical Dementia Rating Scale, the WechすべてP<0.05

アミロイド陽性患者は認知機能低下がより顕著であり、アルツハイマーへの転換は陽性患者で迅速

アミロイドなしの患者では69%が18ヶ月後も軽度障害、正常へ21%が復帰。わずか10%のみがアルツハイマー病へ。逆に、陽性の場合は、29%がアルツハイマー病となり、正常復帰は5%のみ。 

認知機能正常例では、陽性スキャン40%で4ポイントのADAS-Cogスコア低下を示し、陰性スキャン例では5%のみ


Doraiswamy P, et al "Prognostic significance of florbetapir F18 PET imaging in MCI and normal elderly: final results from a longitudinal multicenter trial" AAIC 2011; Abstract O1-06-07.

情報ソース:http://www.medpagetoday.com/MeetingCoverage/ICAD/27624

by internalmedicine | 2011-07-20 11:26 | 精神・認知  

<< FDA助言委員会:糖尿病治療薬... ナーシングホーム入所者に対する... >>