短時間存在ストレス誘起性Lsb2蛋白:ユビキチン化調整

感染性たんぱく粒子であるプリオンはいったいどこから?misfolded protenの固まり(clump)は神経変性疾患の原因とされる。プリオンがmisfoldingや凝集の引き金になるが、なんらかのスタートとなる種が必要となるだろうに・・・Lsb2は自然なプリオン合成を促進するyeast proteinであり、熱などの細胞性ストレスにより誘導される不安定な短時間しか存在しない蛋白である。

Prion Induction by the Short-Lived, Stress-Induced Protein Lsb2 Is Regulated by Ubiquitination and Association with the Actin Cytoskeleton
Molecular Cell, Volume 43, Issue 2, 242-252, 22 July 2011


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► Lsb2/Pin3は大量あると Sup35 と Rnq1 prion 合成促進
► Lsb2 は熱ストレス後劇的に増加した短時間生存蛋白
► Lsb2の消失 は、短時間の熱ショック後Sup35プリオンの安定性減少につながる
► Lsb2 ユビキチン (ubiquitin) 化やアクチンを防ぐことはプリオン誘導を調整することとなる



by internalmedicine | 2011-07-25 09:17 | 医学  

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