レセプトデータ横流し、製薬企業が利用
2011年 07月 25日
レセプトデータ横流し、製薬企業が利用
健保連・白川専務が注意喚起 「営業活動に使われている」
健康保険組合らからレセプト点検や医療費分析を請け負った業者が、そのレセプトデータを製薬会社に流している――。
facebookからの情報だが、これ大問題。
すでに指摘されていた問題 → 医療IT化「情報漏れの危険性」(https://www.cabrain.net/news/regist.do;jsessionid=E4599F2AC281F446A675C14D47C780BF)
・犯罪への利用
・診療外への利用(規制改革会議あたりが狙っていた、民間企業のプライバシー・データの企業利益利用)
レセプトオンライン化の目的の一つは、利益事業へのデータ利用ってのがあきらかで、「レセプト情報等の活用による医療の効率化」および「医療情報データベースの活用による医薬品等安全対策の推進」(http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/iryoujyouhou/dai1/siryou7_1.pdf)には、”匿名化”の程度が不透明なまま、レセプト情報(診断群分類に係るコーディングデータを含む)だけでなく、特定健診情報、特定保健指導情報を外部に提供することが明言されている。
カウンターパート意見が全く組み込まれず、財界・官界主導で、これらが進んでいる日本の行政。
原発事故の放射性物質のように、パーンとすでに我々の個人情報は飛散しているのかもしれない。
上記大問題が報道されないのは日本の報道体制に何らかの問題があることはあきらか。為政者に都合の良い報道だけがされる日本は、”中国高速鉄道事故”関連の様々な情報隠蔽を笑えない。
by internalmedicine | 2011-07-25 16:24 | 医療一般