メタンフェタミンやアンフェタミンなどの覚醒剤はパーキンソン病リスク増加させる
2011年 07月 28日
Drug and Alcohol Dependence
Article in Press, Corrected Proof - Note to users
doi:10.1016/j.drugalcdep.2011.06.013
米国カリフォルニアの後顧的住民ベースコホート研究
メタンフェタミン・アンフェタミンコホート
ハザード比 (HR) = 1.76, 95% CI: 1.12–2.75, p = 0.017]
コカイン群は [HR = 2.44, 95% CI: 1.32–4.41, p = 0.004]
ただ、コカイン群は、この研究で使用した対照が虫垂炎であるため、その虫垂炎群比較でハザード比減少 [HR = 1.04, 95% CI: 0.56–1.93, p = 0.80]
後顧的研究の限界がみえるコカイン群での結果だが、ドパミン減少が関与しているパーキンソン病だから、機序からしても覚醒剤がリスク関与している可能性は高いと考える。
by internalmedicine | 2011-07-28 08:48 | 精神・認知