オマリズマブの重症慢性喘息治療
2011年 07月 30日
Adding anti-IgE treatment to inhaled corticosteroids plus long-acting beta 2 agonists plus either leukotriene antagonists, theophylline, or oral corticosteroids, alone or in any combination, in people with severe, chronic asthma
http://clinicalevidence.bmj.com/ceweb/conditions/rdc/1512/1512_I1273764526605.jsp?rss=true
Anti-IgE treatment (omalizumab) は吸入ステロイド・経口ステロイドに付加して症状改善・急性増悪改善、吸入ステロイドの減量・中止効果も認める。
経口ステロイド重症喘息患者において、その使用の減少は期待できないようだ。
さらに、現行技量ガイドライン上の他の治療オプション(吸入ステロイド+長時間持続β2アゴニスト+アンタゴニスト or テオフィリン、それぞれの単独・併用)と比べて臨床的にベネフィットがあるか、コスト効果の面はいまだはっきりしない。
対照トライアルと未発表観察研究で、まれだが、オマリズマブ使用関連した動脈血栓イベントの増加が示されているが現時点では統計学的に有意でなく、かかる危険性の場合に使用控えるよう助言がなされている(http://www.mhra.gov.uk/home/groups/dsu/documents/publication/con108718.pdf).
by internalmedicine | 2011-07-30 06:42 | 呼吸器系