COPD:ユーモア・センスは情緒的改善をもたらすが、笑いは短期的に肺過膨張をもたらす
2011年 08月 08日
ユーモアのセンスはうつ・不安症状を減少し、QOLを改善する。
しかし、笑いの導入は過膨張を促進する肺機能を示した。
Effects of humor and laughter on psychological functioning, quality of life, health status, and pulmonary functioning among patients with chronic obstructive pulmonary disease: A preliminary investigation.
Lebowitz KR et. al.
Heart Lung. 2011 Jul-Aug;40(4):310-9.
これってどう評価したらいいのだろう?
解説:http://www.sciencedaily.com/releases/2011/08/110802162340.htm
COPDは、”negative emotional consequence”を生じることが多い。笑いにより、うつ・不安などを改善し、予測通りの情緒的改善を認め、QOLの改善も認めた。
しかじ、残念なことに、笑いにより、空気とらえこみを生じ、肺の過膨張を生じ、容易に、空気を肺から排泄することが困難となった。
笑いの即時的短期的影響がどれほどCOPD患者に影響を与えるかの答えは示してない。”笑う”という行為が問題としても、喜びやうれしさを生じるようなインプットはプラスの効果に違いない・・・
ただ、”笑う”という外見的行為を強要することは問題かもしれない・・・世の中には”笑い療法”とか称してるところもあるようだが・・・・
by internalmedicine | 2011-08-08 17:09 | 呼吸器系