PT-INR:管理フォローアップ期間長いほど治療域管理できず・・・

病院において、3ヶ月処方まで行われている現状ってほんとに正しいのだろうか?
中にはワーファリン導入後そのままで長期処方されている施設さえ見かける。外来患者数を減らさなければ経営が成り立たないぎりぎりの医師数の病院など経営の死活問題というのは分かるが、患者側へリスクを与えることとなる


米国在郷軍人施設において、104451名の抗凝固治療を受けている患者で56日以内に次のINR測定されているのがほとんどで、98877名。
平均フォローアップは25-38日で、その期間が長いほど、リスク補正TTR(therapeutic range:治療域)は悪化する。in-rangeとなった1-2回後初めて3回目移行の受診検査までの期間延長を考慮すべきだという結論

Reexamining the Recommended Follow-up Interval After Obtaining an In-Range International Normalized Ratio Value
Results from the Veterans Affairs Study to Improve Anticoagulation
CHEST August 2011 vol. 140 no. 2 359-365

by internalmedicine | 2011-08-10 10:33 | 動脈硬化/循環器  

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