抗血小板治療薬:CYP2C19変異で副事象推定できるというのは妄想だった

”日本人には関連の少ないCYP"という説明を受け、まぁ なら安心だなという印象を与えるプレゼンテーションがつい最近もあった気がする・・・以下のことがあるからこういうCYP多様性だけで説明するのもどうかと・・・

抗血小板の重大副作用に対し、いわゆるオーダーメード治療的なイメージで、CYP2C19の多様性を検討すれば、副作用の生じやすい人を事前に評価できるという話がひろまってるが、現実的には、限界があり、有意な影響を与えてなかったというショッキングな話。

Impact of CYP2C19 variant genotypes on clinical efficacy of antiplatelet treatment with clopidogrel: systematic review and meta-analysis
BMJ 2011; 343:d4588 doi: 10.1136/bmj.d4588 (Published 4 August 2011)

15研究がクライテリアに一致とした

ステント血栓のrandom effects summar オッズ比は、 CYP2C19機能欠損allele最小一つあり v 非キャリア(9研究)で、 1.77 (95% confidence interval 1.31 to 2.40; P<0.001)

形上有意差のあるオッズ比は、バイアス関連あり、小規模研究effect biasと再現性ばらつきを認めた。
12研究複合重大副作用心血管イベントのrandom effect要約オッズ比  1.11 (0.89 to 1.39; P=0.36)

複合3研究に関する、一つでもe CYP2C19*17のgainを有するfunction alleleキャリア v 非キャリア ステント血栓のrandom effect summaryオッズ比は 0.99 (0.60 to 1.62; P=0.96)

複合5研究重大副作用心血管イベント副作用オッズ比は、 0.93 (0.75 to 1.14; P=0.48

疫学的エビデンスの包括的qualityはlowとして分類され、信頼的出来る臨床評価ではない

by internalmedicine | 2011-08-15 08:46 | 動脈硬化/循環器  

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