血中ビタミンC低濃度は心不全リスクと関連
2011年 08月 15日
前向きに、健康な、39-79歳の被験者 9187名の男性、11112名の女性、血中ビタミンC濃度と致死的・非致死的心不全イベント
Plasma vitamin C predicts incident heart failure in men and women in European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition–Norfolk prospective study
Roman Pfister et. al.
AHJ Received 1 February 2011; accepted 5 May 2011. published online 08 July 2011.
http://www.ahjonline.com/article/PIIS0002870311003516/abstract
年齢性別補正ハザード比は、4分位比較で、 0.76 (95% CI 0.65-0.88)、 0.70 (95% CI 0.60-0.81)、 0.62 (95% CI 0.53-0.74)
年齢、性、喫煙、アルコール、運動補正後、20μmol/L増加後と9%の心不全リスク減少と相関。
“European Prospective Investigation into Cancer and Nutrition” の研究の一部
抗酸化物質だけを大量にとると酸化促進物質として溜まる
...ビタミンCのプロ・オキシダント作用を忘れて(? あるいは存在をしらない?)、抗酸化作用のみを口にするため、”抗酸化作用”物質の負の側面が知られてない。 某製薬会社から配布された以下の雑誌を見ると、我が意を得た記載があった。 ... - 2011/06/09
AHAステートメント:抗酸化ビタミン・サプリメントと心血管リスク減少
心血管疾患への予防・治療のための抗酸化ビタミンサプリメントの使用を正当化できない。
AHA Dietary Guidelineによる食事パターンで供給されるレベルの微量栄養素の使用が付加的効果をもつことを示すデータは存在しない。
- 2005/04/13
by internalmedicine | 2011-08-15 14:15 | 動脈硬化/循環器