NIH謹呈ダイエットのための減量シミュレーションオンラインツール
2011年 08月 26日
http://bwsimulator.niddk.nih.gov/
減量時開始体重と推定身体活動に基づいて、どの程度で目標体重に到達するかの目安をシミュレート、体脂肪の変化も推定。
本格的に体重が減るのに半年もかかるのだから、それに応じて、体重減量予測を示すことで、モチベーション維持、アドヒアランス向上に役立つはず・・・ってことらしい。
Quantification of the effect of energy imbalance on bodyweight
The Lancet, Volume 378, Issue 9793, Pages 826 - 837, 27 August 2011
肥満介入により減量は可能であるが、正確な体重の時間経過の予測には、動的なエネルギーバランス不均衡の適切な把握が必要である。この報告では、成人メタボリズムへの数式モデルアプローチにより、体重減少中のエネルギー消費適応現象の推計を行ったもので、ウェブベースの体重変化ダイナミクス予測したもの。
エネルギー摂取変化による体重の反応は遅く、約半年くらいかかる。
体脂肪の多い場合はエネルギーの変化に対しより多くの体重減少が期待できる。
恒常的な体重に到達するには最初の脂肪量が少ない場合ほど長くかかる。
住民平均モデルを用いて米国成人肥満発症に呼応する、エネルギーバランス動態を計算。
1日約30kjの摂取と消費の平均エネルギー不均衡が続けば平均的体重増加の原因となる。しかし、エネルギー摂取は、増加した体重に応じたエネルギー消費に見合うように増加する。
by internalmedicine | 2011-08-26 17:41 | 糖尿病・肥満