小児結核:QFTなどのIGRA システマティック・レビュー・メタアナリシス

QFT検査などの interferon gamma release assay(IGRA)は、通常の成人ではその有用性は評価を得ているが、小児では確立していない

小児のlatent tuberculosis infection (LTBI(に「潜在性結核感染症)と結核症の診断役立つシステマティックレビュー・メタアナリシス

結論から言えば、”There was no clear evidence that IGRAs should replace TST for detecting LTBI in children.”と、筆者らは小児のIGRA使用に否定的な結論を導き出している。

The utility of an interferon gamma release assay for diagnosis of latent tuberculosis infection and disease in children: a systematic review and meta-analysis.
Machingaidze S et. al.
Pediatr Infect Dis J. 2011 Aug;30(8):694-700.

68研究のうち、20をレビューの対象。

ツベルクリン皮膚反応(TST)に比較してLTBIのIGRAの特異度は高いが、感度にばらつきがある

IGRAの小児結核発見感度は、TSTと比べばらつきがある(平均 k スコア 0.57)

すべての結核症例において、プール化感度は 66%【95%信頼区間 [CI], 53%-78%で、heterogeneityがある  (I² = 74.8%)

背景の結核頻度送別化にてIGRA感度は、低発症率状況(70% (95% CI, 53%-84%))にくらべ、高発症率状況では 55%(95% CI, 37%-73%)と有意に減少しする。


日本のようなBCG接種前提国ではこの報告は直接適応できない。

”乳幼児におけるIGRAの有用性に関するエピデンスは確立されておらず,今後のデータの蓄積が待たれる”というのがいつまでも続く日本の解説本・・・

by internalmedicine | 2011-09-06 09:10 | 感染症  

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