米国医学生の気持ちに潜む人種・社会階層偏見 

患者の人種や社会階層に関係して無意識の(暗黙の)バイアス(Unconscious (implicit) bias )が臨床的意思決定に影響を与える可能性がある。
アメリカの医学専門学校では、その学生の大半が、白人を暗黙の内に好み、上層階級を好む傾向がある。
ただ、学生たちの暗黙のバイアスは、臨床場面での対応には反映されない。


Association of Unconscious Race and Social Class Bias With Vignette-Based Clinical Assessments by Medical Students
JAMA. 2011;306(9):942-951. doi: 10.1001/jama.2011.1248

評価
・潜在的好み:Implicit Association Test (IAT)
・直接質問:人種・社会階層へ質問
・疼痛評価・インフォームド・コンセント、患者への信頼度、患者の信頼

202名調査し、140名の学生(69%、95%CI、61%-75%)で白人を好む傾向
174名で、上層階級を好む(86%, 95% CI, 80%-90%)
患者、職業に対しての評価は一般的にばらつきがない。
全臨床場面での多変量解析では、明確なバイアスや臨床評価に有意な関連は認めない。

疼痛評価と人種IATスコアに関する回帰指数は-0.49(95% CI, -1.00 - 0.03)で、shかいかいそうに対しては-0.04(95% CI, -.50 - 0.41)



いまだ人種偏見根強いといったところか・・・

by internalmedicine | 2011-09-07 09:11 | 医療一般  

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