家庭内喫煙者の存在:子供の長期欠席と関連し、米国内損失2億ドル以上と推定
2011年 09月 07日
Pediatrics; originally published online September 2, 2011;
Douglas E et. al.
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タバコ暴露により子供の呼吸器系疾患増悪を生じる、人口動態的、地理的に限定した検討で、喫煙と学校欠席の関連が明らかという報告がある。
今回の米国内調査で、6-11歳の子供で、家庭内での喫煙排除した場合、常習的欠勤が24%から34%減少。
同居家族に1名、2名以上の喫煙者がいる場合、存在しない場合に比べ、年間学校欠席はそれぞれ1.06(95%信頼区間 [CI]: 0.54-1.55)日間、1.54(95% CI: 0.95-2.12)日多い。
2名以上の大人の喫煙者が家庭にいる場合、12ヶ月内に3回以上(補正オッズ比[aOR]: 2.65[95% CI: 1.36-5.16])の耳感染症増加、インタビュー直前2週間の咳嗽風邪増加(aOR: 1.77 [95% CI: 1.03-3.03])
インタビュー前2週間の吐き気・下痢は関連無し(aOR: 0.93 [95% CI: 0.45-1.89])
欠席に伴うコストは年間2億2700万ドルと推定
昨日のフジテレビの嫌煙厚労省批判 :タバコ屋インタビュー & 浪速のおばちゃん: 「タバコ代あげるな」だっけ
国民の健康被害など無視する大手メディア
by internalmedicine | 2011-09-07 09:35 | 喫煙禁煙