NEJM: 医療施設での禁煙治療
2011年 09月 29日
Michael C. Fiore et. al.
N Engl J Med 2011; 365:1222-1231September 29, 2011
介入方法を禁煙意志の有無で分ける
・プライマリ・ケア受診者全員対象に喫煙者同定問診 → 喫煙者 → 個別に禁煙を強く勧める → 評価 :これを機会に禁煙する医師があるかどうか → (禁煙意志有り) → アシスト → 1)Brief cessation counseling 2)医薬品カウンセリング 3)他のリソース(1-800-QUIT-NOW 、 医療プラン or クリニックベース プログラム or Forever Free relapse-prevention booklets etc.) →アレンジ
アジュバントカウンセリング: 例:http://www.smokingstopshere.com/ (1-800-QUIT NOW)、オンラインリソース: www.smokefree.gov or www.women.smokefree.gov
・(禁煙意志乏しい)→プライマリ・ケア受診時全喫煙者同定問診 → 喫煙者 → 個別に禁煙を強く勧める → 評価:禁煙意志があるかどうか → (禁煙意志なし) →
1)推奨:喫煙量減少・ニコチン置換療法 ; アレンジ:4週毎フォローアップ 喫煙量減少評価・禁煙を勧める
2)継続受診時: 喫煙状態問診、禁煙助言、禁煙開始まで"five R"カウンセリング、モチベーションをもたらすインタビュー
five R:
・discussion of personally relevant reasons to quit :個別に、禁煙すべきあきらかな理由について話あう
・risks of continued smoking:喫煙継続に関わるリスク
・rewards for quitting:禁煙によりもたらされる良いこと
・roadblocks to successful quitting:禁煙成功への筋道
・with repetition of the counseling at subsequent clinic visits:継続診療でのカウンセリングの繰り返し
あらゆるプライマリ・ケアの場で喫煙者洗い出し、及びその人たちへの指導がなされるべき
その気のないひとに対しても、継続的に禁煙を指導していくべき、あくまで”共感的”に!
by internalmedicine | 2011-09-29 09:25 | 喫煙禁煙