ビタミンB12:認知機能、脳MRI所見へ複雑に関与
2011年 09月 29日
Chicago Health and Aging Project (CHAP)で行われた121名の高齢者(65歳超)で、ビタミンB12及びビタミンB12関連マーカーを測定。
血中総ビタミンB12は真のB12の保存分を反映しておらず、holo TC、メチルマロン酸(MMA)、ホモシステインがより高感度テストである。ホモシステイン 1mmol/L増加毎に認知機能は0.03 standard unit減少。
Vitamin B12, cognition, and brain MRI measures: A cross-sectional examination
Neurology September 27, 2011 77:1276-1282
ビタミンB12欠乏のマーカーであるメチルマロン酸は、脳の容積減少に伴う認知に関連する
一方、ビタミンB12欠乏に非特異的なホモシステインの認知機能パフォーマンスへの影響は、白質高密度増加、脳梗塞増加に関連している。ビタミンB12状態は多メカニズムを通して脳に影響を与える。
by internalmedicine | 2011-09-29 14:46 | ビタミン