スフィンゴ脂質血中特性にてアルツハイマー病病勢推定


Plasma Sphingomyelins are Associated with Cognitive Progression in Alzheimer's Disease
JournalJournal of Alzheimer's Disease
DOI10.3233/JAD-2011-110405
Neurosciences Online DateFriday, August 12, 2011


血中スフィンゴ脂質が認知機能低下、海馬量の減少を予測することは判明していたが、アルツハイマー病患者に関しては不明であった。
plasma ceramides、 dihydroceramides (DHCer)、 sphingomyelins (SM)、もしくは、 dihydrosphingomyelin (DHSM) 値と SM/ceramide比 or DHSM/DHCer比がアルツハイマー病の予測として用いられてきた。
ESI/MS/MS. Linear mixed effects modelで、血中スフィンゴ脂質値とMMSE、ADAS-Cog、CDR-sumの横断的、長軸的検討

4.2回平均受診、2.3年フォロー

横断的には関連認めず

長軸解析にて、DHCerとceramideが進行と関連のようだが、有意差に到達せず

一方、SM、DHSM、SM/ceramide、DHSM/DHSM、 SM/ceramide、 DHSM/DHCer 比は、MMSEとADAS-Cogの進行低下と関連。
比率が臨床的進行の強い予測要素、DHSM/DHCer、SM/ceramideの最小3分位最高位 MMSE年あたりの低下率減少 1.35 ポイント (p = 0.001) 、 1.19 ポイント(p = 0.004)。
DAS-Cog低下率減少に関して3.18 ポイント (p = 0.001) 、2.42 ポイント(p = 0.016) 。

結論としては、アルツハイマー病患者において、SM/ceramide、DHSM/DHCer比増加は、量依存的に、進行低下を予測し、臨床的進行の血液ベースのバイオマーカーとして感度が高い。



スフィンゴ脂質血中特性にてアルツハイマー病病勢推定_a0007242_16445257.jpg

web.kyoto-inet.or.jp/people/vsojkn/journal/81(9)iti.pdf

by internalmedicine | 2011-10-04 22:16 | 精神・認知  

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