外傷センターでの医療安全対策はアウトカム効果上げられず・・・
2011年 10月 19日
Glance et. al.
Arch Surg. 2011;146(10):1170-1177. doi:10.1001/archsurg.2011.247
外傷センターに於ける、Leapfrog安全対策実施臨床指標とアウトカムの関係は期待の関連性はみとめなかった。医療過誤が社会問題化し、1998年のInstitute of Medicinの報告に従い、The Leapfrog Safety Practicesが患者安全性を担保する指標として用いられてきた経緯がある。それが、否定されつつある。
入院死亡率と相関しないという報告(JAMA. 2009;301(13):1341-1348)
Children's Asthma Care指標高低による入院率、緊急受診率の影響みとめず ただし、90日内 2011年 10月 05
もちろん、安全管理全般が否定されたわけではない。ただ、闇雲に安全管理がなされても、医療実践者の手間やコスト増加に結びつくだけであることが示された。
日本の厚労省や手先のいんちき科学者・専門家なんて、実践的な効果を示さず、机上の空論で、現場の意見を無視して通達行政やりまくっている・・・
by internalmedicine | 2011-10-19 09:01 | 医療と司法