銅表面環境:ICUにおける院内感染減少効果

集中治療室の環境整備でこれほど効果があるらしい、ただし、研究としては盲検化出来ないため、パーフェクトではないという論評もある。


Copper Surfaces (CuS) Significantly Lower Rate of Hospital Acquired Infections (HAIs) in the Medical Intensive Care Unit (MICU)
Session: Oral Abstract Session: Infectious Diseases Practice Challenges
Friday, October 21, 2011: 11:15 AM


院内感染(Hospital acquired Infection)の微生物保菌性環境表面(Environmental survace)の重要性

Copper Surfaces (CuS) の役割

・ 標準 (プラスティック、支点レス、クロム表面)
・ CuSの部屋 (ベッドレール、点滴市中、オーバーヘッドテーブル、いす、コンピュータ・モニター枠、コールボタン、コンピュータマウス)

包括的院内感染率 :1000人日あたり 12.23 
CuS v 標準ケア [8.95 vs 15.16 per 1000 pt days, OR 0.55 (95%CI 0.41-0.73), p=0.00003]

MRSA、VRE率 1000人日あたり 7.55
CuS v 標準ルーム  [6.12 vs 8.8 per 1000 patient days, OR 0.67 (95%CI 0.47-0.96), p=0.03]


CuS v 標準ルームサブグループで、6項目において完全にCuSであった場合、院内感染減少率はあきらか[6.88 vs 15.72, OR 0.40 (95%CI 0.29-0.54), p<0.0001]


コスト面ではどうだろう?

by internalmedicine | 2011-10-24 08:46 | 感染症  

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