閉経後女性の血中ビタミンD濃度と死亡率相関: 弱い相関程度で、肥満女性は心配しないでよい

全原因死亡率や癌・心血管死亡のリスク増加はビタミンD低値と関連するが、弱い関連しかなく、大規模前向き研究でも有意差認めない

2400名のWHI研究(224名死亡、CVD死亡 79、 癌死亡 52)
第1・4分位(最小) v 第4・4分位(最大) 25(OH)D 多変量補正 全原因死亡李 HRs 1.25;95% CI 0.80,1.95)、CVD死亡率 1.27;95%C 0.81-1.99、癌死亡率 1.39;95%CI 0.88-2.19 

腹部肥満と低25(OH)D濃度の相関の可能性がある (P = 0.08) 。

正常ウェスト径女性では、25(OH)D濃度の最小4分では死亡率増加を認め (HR: 1.85; 95% CI: 1.00, 3.44) 、腹部肥満女性では認めない (HR: 0.96; 95% CI: 0.52, 1.76)。


Prospective association of vitamin D concentrations with mortality in postmenopausal women: results from the Women's Health Initiative (WHI)
Am J Clin Nutr December 2011 ajcn.017715

by internalmedicine | 2011-11-02 15:00 | ビタミン  

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