医療費引き下げ、まずは薬価を引き下げ優先に! 米国薬価リピトール例を中心に・・・
2011年 11月 04日
"... Pfizer's loss is a massive gain for patients, who will now be able to access a highly potent statin for a lot less. It is estimated that a 30-day supply of generic atorvastatin will cost around $30 to $50, compared with the current price of $200 for Lipitor. ... r. This is because there are a lot of data supporting its use; the 80-mg dose has emerged as the agent of choice for ACS patients, and Pfizer has heavily promoted the product. "
http://www.theheart.org/article/1303997.do
すなわち、”リピトール”80mgだと、月 $200。対して、ジェネリックだと$30-50という表記。
1ドル80円とすると、先発薬価1万6千円。後発だと2400円~4000円。
日本では、リピトール5mg錠 単価67.1円 →×30日 2030円、 これを80mgにすると、 32208円
リピトール10mg錠 単価 128円 → ×30日 3840円、 これを80mgにすると、 30720円
以上から
・日本の薬価は高値;先発薬価で2倍程度、日本の薬価が高い。
・アメリカでは、対先発後発薬薬価比率である15%から25%である(日本は承知の通り、70-80%の高止まり 対先発薬価比率)
医療費を下げるためには、まずは薬価を引き下げるのを優先にすべき
特に、ジェネリック薬価を極限までさげることで、医療費が捻出できるだろう
それをなぜ厚労省の役人や中医協の連中は議論しないのだろうか? ふつうの感覚とは違うらしいこの人たち・・・
ファイザーが一番天下りを入れている!
(未だ、スピリーバ・レスピレーターマット安全性和文見解ウェブ記載無し 2011年 06月 27日)
リピトールを代表例にすれば、“先発薬価引き下げの上、ジェネリック薬価の対先発薬価1割以下基準にすれば、薬剤費は後発製品ある場合 それを1/20~1/10程度にできるのである。他の必要な医療施策に当てるべきてることができる、あるいは、医療保険コスト軽減に役立つのに・・・ それをあえておこなわないの行政の犯罪、国民への裏切り行為。
そもそも、ジェネリックの薬価設定というのはおかしい・・・厚労省の利権を増長するだけ・・・
なぜ日本はジェネリック医薬品高値価格統制をつづける? 本来なら先発比1割程度になるはず・・・ 2011/07/25
ジェネリックメーカー同士の価格・品質競争をさせず、放置しているのは、”独占禁止法”違反のはずなのに・・・この委員会、逆の方向に、競争阻害をしている(公取委はいつから薬剤の優劣性を評価するようになったのだろうか? 2006年 09月 28日 )
医療の基本である医療従事者の人件費を下げまくり、薬価は高基準! ・・・ なんなんだ、この国のアホ厚生行政!
TPP導入で、ジェネリック対先発薬価だけは下がるかもしれない・・・もっとも皆保険制度崩壊するから、意味ない議論だけど・・・
by internalmedicine | 2011-11-04 09:36 | くそ役人