日医送検シンポジウム:さらなる医療の信頼に向けて - 無罪事件から学ぶ -
2011年 11月 09日
日医総研シンポジウム
(さらなる医療の信頼に向けて - 無罪事件から学ぶ -)
http://www.med.or.jp/etc/jmari/
最後に以下の討議がなされてるが・・・マスコミは仲間内を守るため・・・などとちんちんかんな意見を加えて流す程度だろう・・・
・事故調査報告書流出やメディアの過剰報道が刑事裁判化に大きく影響
・医療事故が刑事裁判可視手も医療安全上の解決策にはならない
・刑事裁判化は、医師の人生に壊滅的ダメージを与える
・患者家族に対する初期対応のまずさが刑事事件に至る一因に(背後の報復感情)
・刑事裁判化が招いた萎縮医療
・刑事裁判化は、結果的に国民の不利益につながる
・医療裁判における鑑定 -公正・中立性が求められる
・鑑定を専門外の医師に依頼することに大きな問題点がある
・医療事故調査制度に期待される刑事事件化の抑制
・「医療事故調査制度」は医療界が自律的に作るべき
・専門家が関与する事故調査機関が必要
・医師法21条の海生には医師が自律的に取り組むべき
・医師法21条の海生には医師と患者の信頼関係の構築が前提
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メディアからのプレスコメントには、メディアの”過剰報道への自省”コメントがない!
問題を作り上げた当事者のひとつという認識がない。”県立大野病院事件 当事者の立場から”(98ページ以降)を拝聴した後なのになにも感じてないのだろうか?
"医療調査報告書→謝る院長・県病院局→捜査”
なぜ、起訴されたか?
原因として、
1)事故調査委員会の調査報告書の存在
2)医療事故であるとする鑑定書の存在
3)専門家の意見を全く聴取せず”
が上げられている。
”①医療過誤なしとのことで警察への届け出せず、②院内検討会:医療過誤の指摘無し、③県は、医療事故調査委員会・過失有りと公表”という流れが問題なのである。
では、なぜ、”調査報告書が存在したか?”
県の担当者が、”委員である3人の先生方に、ここに欠かれているように、損害賠償保険の適用を考慮して意見書を作成して欲しい”ということを述べて、作成されたもの
刑事事件にする発端になった証拠、検察側としても、”真っ先に甲1号証として証拠請求するべきはずの調査報告書を、証拠請求することはついに”最後まで無かった。発端の原因はどうでもよく、マスコミの書き出す風潮により、流された裁判であった。
”検察側の医学知識は極めて浅薄”で、”逮捕”の必要のない不当逮捕、”自白の強要”も疑われる取り調べ・・・など多くの語るべき問題がある。
by internalmedicine | 2011-11-09 16:02 | 医療と司法