動脈硬化画像診断指標の文献出版エビデンス

flow mediated dilation (FMD)、 carotid intima-media thickness (CIMT)、 carotid plaques and/or coronary artery calcification (CAC) scoring といった指標

薬物評価において、これらの指標ってのは単なる参考に過ぎないのだが、各製薬会社MRたちの持ってくるパンフはこれらの指標のオンパレード(漢方薬メーカーの前後比較パンフレットほど人を馬鹿にしたものはないが・・・)

これら動脈硬化画像診断指標の文献出版エビデンスはどれほどのエビデンスがあるのかというシステマティック・レビュー

FMDはエビデンスが少なく、CMT、頸動脈プラーク、CACは十分なエビデンスというのが結論

無症状中間心血管リスク対象者で、追加的スクリーニングの予測的意義はあるかも・・
無症状者への付加的な研究としてコスト効果研究が必要。
心血管リスクマネージメントや患者アウトカムへのsubclinical動脈硬化リスク要素への影響についてそのインパクトを探る必要がある。


Improvements in risk stratification for the occurrence of cardiovascular disease by imaging subclinical atherosclerosis: a systematic review
Heart 2011;heartjnl-2011-300747Published Online First: 17 November 2011

by internalmedicine | 2011-11-18 08:50 | 動脈硬化/循環器  

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