東大:PGD2 マウス肺がんモデル抑制効果
2011年 11月 22日
Prostagladin D2 is a mast cell-derived antiangiogenic factor in lung carcinoma
Takahisa Murata et. al.
NAS 2011 ; published ahead of print November 21, 2011,
がん成長抑える物質発見=免疫細胞が分泌―東大など
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111122-00000014-jij-soci
時事通信 11月22日(火)5時2分配信
がんの成長を助長する異常な炎症反応を抑える物質を、東京大と大阪バイオサイエンス研究所、動物衛生研究所の研究チームが21日までに発見した。この物質は免疫細胞の一種が分泌する「プロスタグランジンD2(PGD2)」。働きを強めることができれば、新たな治療法になるという。研究成果は米科学アカデミー紀要電子版に発表される。
東大大学院農学生命科学研究科の村田幸久助教らは、がん組織で免疫細胞の一種「肥満細胞」にPGD2の合成酵素があることを発見。この合成酵素を作れないマウスを生み出したところ、がん組織で異常な炎症反応が起きたり、血管が新たに形成されたりして、がんの成長が速かった。
by internalmedicine | 2011-11-22 11:07 | がん